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2009年4月20日 (月)

曖昧なもの

09042001

 20年も絵を描いていると、例えのんびりでも、頭がぼんやりでも、さすがに自分の表現したいもの(同時に表現できること)の輪郭が少しずつではありますが、ぼんやりと見えて来ます。少なくとも昔よりは。

 例えば、山を描いている自分。

 この中で本当に描きたかったのは、「山そのもの」なのか、その後ろの「空」なのか、手前の「風景」なのか、それとも「山全体を取り巻く空間」なのか・・・

 選ぶモチーフに寄っても、その辺りは変化しますし、途中で気が付くこともよくある事なので、答えを一つに絞り込むことは出来ませんが、少なくともどこかの段階で、自分が何を描きたかったのかをぼんやりと理解していきます。

 想いを巡らせば、そこには何らかの「共通点」もしくは「共通項」のようなものがあるような気もするし、そうじゃないような気もします。
 この曖昧さはきっとその「共通の要素」自体が上手く言葉で表現できないような「イメージ」だからかも知れません。 

 「ぼんやりと理解する」

 自分が表現したいと思っていること自体が、具体的な名前や姿を持っているとは限らないのです。

 「あいまいなもの、捉え難いもの、不確かなもの」

 そんなものが目指す目標であった時、そちらの方に顔を向けて、その辺りを見据えることは出来ても、そこへ至る最短距離が見つかる訳ではなく、そこへたどり着ける補償も、それが到達点である確証もありません。

 そんなよく判らないものに向かって、また今日も歩みを進める訳であります。



中野修一公式ウェブサイト/この世界のカケラを眺めながら
http://homepage.mac.com/sekainokakera/index.html

第27回 上野の森美術館大賞展のサイトです。
  何もないサイトですが、受賞作品だけは見れます。

http://www.ueno-mori.org/kobo/taisho27/index.html




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