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2009年4月28日 (火)

これからが楽しみです/岩手県立美術館

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 先日の「蜷川実花展」を開催していた美術館の紹介。

 私が弘前で学生をやっていた20数年前にはなかった美術館。詳細は判りませんが、ここ最近で来たようで、市内からはちょっと離れた広々とした場所にありました。

 こちらは駐車場側からの外観で、こちらの入口に立って正面を眺めると目の前に岩手山が見えると言うなかなかのロケーション。まわりにマンションなどの高い建物が立たない限りは、大丈夫でしょう。

 ただこの時は気が付かなかったのですが、どうやらこちら側は「裏玄関」。正面入口はそのエントランスの反対側にありました。

 中に入るとこんな風です。

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 左の写真のような吹き抜け構造のエントランス(またはだだっ広い廊下)&階段で、この吹き抜けの右側に一階が企画展示室とショップがあり、2階には常設展示室とライブラリーがあります。

 このライブラリーは絵本も充実しているらしいので、美術鑑賞の苦手な子どもと来館した時は、こちらに連れて行って夫婦交代で鑑賞する、ということも出来そうです。少なくともこういう施設でごまかしながらも、小さい頃から美術館に来るという習慣を付けていく事は、決して悪い事じゃないと思います。

 右上の写真は一階企画展示室の途中にあった休憩室からの眺め。
 天気が良ければ岩手山も見えるバツグンのロケーションでしたが、エアコンが効いていないせいか温室状態で、2、3分いただけで喉がからからになって来ました。

 その下の写真が2階へ続くだだっ広い階段の突き当たりから下を眺めた風景で、この建物のスケール感が何となく判ります。この写真の左の方に写っているのが常設展示室へと至る廊下です。

 ここの常設展示は、萬鉄五郎、松本竣介、船越保武をメインに岩手県にゆかりのある作家の作品を多く収蔵・展示してありました。

 そんな中に大学でもお世話になった教授の作品もひっそりと展示してあったりします。懐かしい物を感じつつ、生前の元気な姿をよく知っている私にとっては、この方がすでに他界している事実も、何となく信じ難い気がします。

 その他一階にはレストランもあり、こちらは美術館の営業時間外でも独自で営業できるような構造になっていました。

 そうそう、一番最初の写真の入口前にジャンボタクシーが停まっているのが見えると思いますが、行きがけに中をのぞいてみたら、これから結婚式でも始めそうな衣装の女性が見えました。で、館内を見終えて、ふと窓から外を見ると少しは慣れた所に今度は和装の結婚式衣装に身を包んだ人たちと、それを中心に十数人の集団が歩いている姿が見えました。ひょっとしたらあのエントランスの階段をバージンロードに見立てて結婚式?それとも写真撮影?そんな事を想像させるワンシーンでした。

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 周囲には科学館や博物館みたいな物もある広い敷地内に、その美術館はありました。まだ、真新しいおかげで、その公園自体も、植えられた木々が小さかったり、工事が途中みたいだったりで、まだまだちょっと落ち着かない感じでしたが、あと数年、市民に愛され、大切にされていけば、きっとのんびりと落ち着いた時間を過ごせる素敵な公園に育っていくのではないでしょうか?



中野修一公式ウェブサイト/この世界のカケラを眺めながら
http://homepage.mac.com/sekainokakera/index.html

第27回 上野の森美術館大賞展のサイトです。
  何もないサイトですが、受賞作品だけは見れます。

http://www.ueno-mori.org/kobo/taisho27/index.html




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