モンスターに会いに行く/阿仁スキー場

前日からの予報で、晴天はほぼ確実。ということでいても立ってもいられず、早朝に家を出て「阿仁スキー場」へと向かいます。
放射冷却の朝。道路に立っている気温計は ー12℃ との表示。後で聞いてみれば、この冬一番の寒さとか。そう言えば車のドアも凍り付いていて、乗り込むのに一苦労でした。
角館を抜けて、国道105号線に乗りひたすら北上。難所の峠を越え、10時前に到着。平日ともあって、そんなにお客さんはいません。
スキーの準備を済ませたら、ゴンドラに乗り込み3.5キロを一気に駆け上ります。標高を上げて行くと、見た目にも、木立が徐々に白さを増して行くのがわかります。
ゴンドラの降車場から少しだけ歩いて登ると、そこには・・・

こんな光景が広がっています。ここはゴンドラ1つで手軽に樹氷鑑賞ができるということで、スキー客以外の一般の方も多いようで、30分で程で一周できる散策コースもあるんです。
私もスキーを外して、踏み跡をたどって散策に行きます。前にも後にもカメラを抱えた人が大勢います。そしてそんな彼らを追い抜こうと、少しでも踏み跡をそれようものなら、
ズ ボ ボ ボ ッ!!
一気にひざ上まで埋まってしまい、這い上がろうと、もう一歩踏み込むも同じ状況が繰り返され、
「底なし沼ってこういう感じ?」
などと考える余裕は持てる程度に焦ります。
それでもなんとか下半身を引きずり出し、散策コースに戻りますと


天気も穏やかで、森吉山の山頂も見え、スノーシューでもあればそのまま散策できそうですが、先ほどの事もあり、スキー靴ではちょっと無理そうなので、今回はここからの眺めだけで満足する事に。
ゴンドラで一緒になった方の話では、鳥海山はもちろん、岩木山まで見えるそうなんです。四方を見渡すとぐるりと山並みに囲まれていて、それらしい頂も遠くに見えます(確信はありませんが)。
しばらくそんな景色を眺めていましたが、せっかく来たのだからと、スキーの方も楽しみます。スキー場自体は途中に緩斜面が多く、コースの長さの割りに本気で滑る事のできる部分は思いのほか少ないです。ということで上級者などにはあまりお薦めできませんが、「新雪が滑りたい!」という人にはそんなコースも用意されています。

最後に付け加えておきますが、これはあくまでも取材です。スキーを楽しんでいる訳じゃありません。って、誰も信用してくれませんか?
入選作も公開中!
http://homepage.mac.com/sekainokakera/index.html
http://www.nishiwaki-cs.or.jp/okanoyama-museum/thumbhole/
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