美しい!とばかりも言ってられない!

自宅から、車で僅か数分、雄物川を一つ越えれば、家並みも途切れこんな風景が広がっています。かの有名な「倉◯聰」のドラマのワンシーンには及ばないかもしれませんが、雪に霞んだ淡い色調が織りなす風景は、やっぱり美しく、心捕われてしまいます。車中から、時が過ぎるのも忘れて、しばらく眺めてしまいそうです。
はたと我に帰り、自分が公道にいる事を思い出し、緩めたアクセルを再び踏み込みます。しかしその数不秒後には、そのアクセルを、また緩める結果となります。

前が全然、見えません。
これが地吹雪と言うヤツです。
雄物川を一歩越えて郊外に出れば、そこに広がるのは田園地帯。周辺には家などの風を遮るものはほとんどなく、寒波がもたらした、強風を伴う横殴りの吹雪は容赦なく視界を遮るのでした。
・・・などと他人事の様に悠長なことを言っている場合ではなく、本当に何も見えません。除雪車の作業時の目印として、転々と道路脇に立っている紅白ポールを頼りに、車を進めて行きます。初めて通る道でしたが、幸いな事に田んぼの中を突っ切る、直線道路だったので、事なきを得ましたが、やっぱり冬道、雪道は油断大敵です。
ちなみにこの地吹雪というやつですが、雪が降ってなくてもこうなるんです。例え空が快晴でも、風が強ければそれに乗って激しく雪が舞い、前が見えなくなるのです。
実際、気温の低さと風の強さの割には、降雪量は以外と少なく、今朝の除雪作業もどちらかと言うと楽に終わりました。
昨日の予報では、「月曜日は雨」とありましたが、本当でしょうか?本当だとしたらやっぱり異常気象ですね。
第19回 富嶽ビエンナーレ展に入選しました!
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