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2008年12月17日 (水)

ワインセラーのトリックを見ながら/刑事コロンボ


08121702

 現在、朝6時になった所なんですが、急に冷え込みが厳しくなってきます。久々の零下の気温に心も体も強ばっています。晴れ渡る快晴の天気は大いにけっこうですが、その代償として払わされる、放射冷却による寒さだけは遠慮したいものです。

 そうそう先日、子どもと一緒に「名探偵コナン」を見ていたら、ストーリーの中に「ワインセラー」が出てきました。それを見ながら、昔流行った「刑事コロンボ」にもワインセラーを扱った話があったことを思い出していました。

 私、実を言うとこの「刑事コロンボ」が大好きでした。私が見ていた頃は、アガサ・クリスティーの作品がよく映画化されていたりして、流行ってもいましたが、誰がなんと言おうと刑事コロンボの方が好きでした。
 あのシリーズの特徴は「犯人もトリックも最初にわかってしまう」という所。そのせいで謎解きが好きな人たちには「犯人が分かっていてつまらない」という理由で煙たがれていたようで、賛否両論のあるドラマでした。

 映像的に言えば、一般的な、最後に犯人を挙げるタイプのドラマ展開だと必ずその種明かしの所で「回想シーン」みたいな場面を複数織り込んで種を紹介して行かなければなりません。そうなるとせっかく盛り上がるはずのラストシーンで、行ったり来たりを繰り返すうちに、細切れになってしまい、その流れが緩慢となり、何となく焦点がぼやけ、盛り下がってしまう気がするのです。
 その点、最初にトリックも犯人もわかっている「コロンボ」は無駄がなくとてもシャープで、最後に言葉巧に犯人を追いつめていく展開に緊張感があり、その分、見応えがあったような気がします。

 コロンボがいかに犯人(らしき人)を追いつめ、トリックを暴いて行くかという、その辺りの駆け引きや騙し合いが凄く面白く、犯人が「いつ尻尾を出すのだろう」とワクワクしながら見ていたのを思い出します。

 そんな事を思い出しながら、「名探偵コナン」を見ていたのですが、あまりにコロンボの話とよく似た
トリックに、思わず苦笑いしてしまいました。




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