「目からウロコ」のカプチーノ

そんな甘い言葉に誘われて、仕事もそっちのけで、いつものカフェに出かけてきました。今にも何かが降ってきそうな空模様の下、心躍らせながら車を走らせます。
到着し、店に入ると・・・
ありました!!
エスプレッソマシーンが!
家庭用の小さなマシーンではありません。フランスのカフェやスペインのバルで見たような大きなマシーンが、今までコーヒー豆が並んでいた所に鎮座増しましておられます。所々に点灯する青いライトが、妖しく手招きしているようにも見えます。
当初の私の目的はエスプレッソ。あの濃くてガツンと来る飲み口が大好きなんです。でも普段はあまり飲みません。
「どうして?」
それは単純に量が少ないから。「目覚めの(または仕事前の)一杯」という性質を考えると、仕方がないのかもしれませんが、ただでさえ早食いの私にとってこの量では「喫茶店でのんびり」な雰囲気を味わうこと敵わず、いつもは仕方なく普通のコーヒーを頼みます。
そんな話をしていたらマスターが
「カプチーノも試してみたら?」
というお薦めだったので、早速、頂く事に。
実を言うと恥ずかしながら私、このカプチーノというもの、かなり勘違いしていたような節があるのです。20数年前初めてカプチーノを飲んだ時「なんでただのミルク入りコーヒーなのに、値段が違うの?」というようなひどい物を飲んだのが原因のようで、それ以来ほとんど飲んだ事がなく、ずっと
「カプチーノ=ミルク入りコーヒー」
という図式が頭の中にありました。(その後エスプレッソの中に泡立てたミルクを入れると言う基礎知識ぐらいは身につけましたが)
「まだ上手くできないんですよね」と言い訳しながらも、マスターが目の前で手際よく入れたカップの中には葉っぱ(ロゼッタ)が描いてあります。
なんかあまりにもオシャレで、私のようなむさ苦しいオッサンにはちょっと似合わない、かな?その壊してしまうにはもったいないロゼッタを惜しみつつ、カップを口へと運びます。
?!?!!!!
今までに体験した事のない口当たり。融けて行くようなクリーム状の珈琲!
「目からウロコが落ちる」とはまさにこれを言うんでしょうね。珈琲というよりも「珈琲味のスイーツ」を食べているような錯覚に襲われます。
夢のような味わいの虜になってしまったようで、すかさず2杯目を頼んでしまいました。
web版「中野修一 絵画展」も公開中!
http://homepage.mac.com/sekainokakera/index.html
http://www.nishiwaki-cs.or.jp/okanoyama-museum/thumbhole/
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