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2008年11月24日 (月)

今回は有色下地/その2

08112401

 特に難しい事がある訳でもなく、作業は淡々と進んでいきます。

 前日の目止め膠も乾燥し、本日は有色の下地材を塗布していきます。
 選んだ色はポンペイレッド。シュミケという国外のメーカーで出している顔料を使います。これを使っているのは、単純に「瓶が大きくて、いっぱい入っている」というだけ。特に日本のメーカーに比べて割安ということもなく、ただ少ない量の小瓶をチマチマ使っていると、精神的ストレスが多いんで、大きい方のこちらを使っています。

 この顔料を膠水に溶いて、裏キャンに塗布していきます。刷毛の方向を一定にする事に心がけ塗っていきます。ただ表面をなでるだけだと、布地の細かいデコボコにより、塗り残しが生じるので、豚毛などの固めの刷毛を使って叩くように塗る方が良いかもしれません。「塗る」というよりも「刷り込む」といった心持ちで作業を進めると良いかもしれません。

 08112402 この写真だとちょっとわかりづらいかもしれませんが、液状だった膠水が、ゲル状になってきています。これは気温が低いのと、器が冷えきっていたせいで、膠が見る見るうちに固まっていったものです。膠塗りの作業の場合はくれぐれも作業部屋と使う器の温度を下げすぎないように気をつけましょう。
 この状態でも刷り込めば大丈夫なので、とりあえず作業を進めていきます。

 一層目は3時間も経てば乾燥しますので、そこに軽くサンドペーパーをかけて、二層目を塗布します。

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 同じ色で同じように塗布します。一層目で塗り残しがなければ、二層目からは柔らかい毛の刷毛を使った方が良いかもしれません。膠の層自体、あまり堅牢とは言えず、強く擦ると下塗りが剥がれてくる恐れもあります。二層目からは優しく撫でるような気持ちで作業をしていきます。
 ここまでは一般的な有色下地作りです。お好みによっては後2回ぐらい同じ事を繰り返してもかまいません。

 しかし私の作業はこの後がちょっと他とは違います。こんな細かい下地作りについて、話をする相手もいないので「同じ事をしてる人はいない」とは言い切れませんが、たぶん少ないと思います。

 この後どうなるか、乞うご期待!!



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