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2008年10月29日 (水)

個展を終えて/総括その2

08102901 個展ですし、おおっぴらに宣伝している訳でもありますから、当然お客さんが来ます。と言うか来てもらわないと困ります。「個展」自体、「自分のこれまでの制作活動を冷静に見直す場所」であり、その為にも広く多くの方に見て頂いて、意見や感想も聞いてみたい訳です。

 とても嬉しい事に、これまでにないほど多くの方に来場して頂き、そして作品を見てもらう事ができました。
 そこには実にいろんな方々がいます。親戚に知人、同業者やその関係者もいれば、数は少ないですが友人もいます。一方で、喫茶店帰りのお客さんだったり、ポスターやDM、新聞を見て来た人もいれば、何となく前を通りがかっただけの人もいます。

 新聞、特に地元紙の影響はかなり大きいのか掲載後は特に来場者が増えたような気がします。
 また、同じ新聞でも写真が載っているか否かでも、影響力には大きな差があるようで、特にタイトルの「中野修一 絵画展」だけでは詳細は不明ですから、あの羊や猿の写真となれば、効果はかなり大きかったような気がします。

 私から見た秋田での来場者の特徴は

 熱心に何度も見てくれる事

 一周ぐるっと回って帰る、という人は数える程度で、ほとんどの人は2周以上してくれました。時には、穴が開くんじゃないかと思うくらい、一枚づつとても丹念に見ている人がいたりして、ちょっとこっちが照れくさくなるような時もありました。それも学生さんや同業者なら気持ちもわかりますが、そのどちらでもなくただ気に入って見てくれているだけの人もいて、そんな時は本当にこちらも幸せな気分になります。
 会場の片隅に立っている私の方を時々見ながら、我慢できなくなって話しかけてくる方。気が付けば15分くらい喋っていたりもします。逆に何か聞きたいのかな、と思って話しかけるのですが、二つ返事でそそくさと帰ってしまわれる方もおります。

 何かを話してくれる方々の99.9%は良いことを言ってくれたり褒めてくれたり。よっぽど自身があって、度胸がなければ悪い事は言えませんから。
 私はそんな褒め言葉を嬉しく聞くと同時に、誰にも褒められなかった作品や、言われたことばの裏側や言われなかったことばのその訳などを考え、そんな「見えない、聞こえない批評」さえも次の作品作りに役立てて行こうと考えています。

 確かに作品を作る事は極めてプライベートな事であり、誰がなんと言おうと自分が「これで良い!」と思えばあとは他人がなんと言おうと関係がないという側面もあり、特に制作途上においては他人の意見など聞きようもなく、自分を信じて描いていくしかありません。

 だから個展のような、他の人に作品を見せ、交流できる場所では、ある意味積極的に何かを言ってもらえた方が、冷静に作品を見直す機会となり得るのです。




中野修一公式ウェブサイト/この世界のカケラを眺めながら
  雪梁舎フィレンツェ賞展の入選作も公開中

  
http://homepage.mac.com/sekainokakera/index.html
  


私の作品が西脇市サムホール大賞展に入賞しました。
  
http://www.nishiwaki-cs.or.jp/okanoyama-museum/thumbhole/


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