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2008年9月16日 (火)

鳥海山下見/矢島登山口へ

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 ジャングルの向こうにそびえる怪しげな山・・・ではありません。これは矢島登山口から見える鳥海山の姿です。

 写真では分かりにくいようですが、よく見ると同じくらいの高さの山が2つ重なっているようにも見えます。詳細はもう少し近づいて見ないと分かりませんが、とりあえず今日はお預け。今回は家族で来ましたので、この矢島登山口に広がる竜ヶ原湿原を散策します。

 目の前に鳥海山を眺めながら、駐車場を出ると「散策道」の立て札に沿って右に折れます。近くに立っていた絵地図を見た感じでは、湿原のヘリを歩いていく道なのかと思いきや、道は低木帯の中へ入っていきます。

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 五分ぐらい歩くと「展望台」の表示があり、右に入ってそちらに向かうとコンクリーで固めただけの小さな高台があります。そこに登ると眼下ににかほ市や由利本庄市の向こうに日本海を望み、さらにその向こうには男鹿半島とその先にそびえる寒風山の姿もありました。空気が澄んでいれば、栗駒山や太平山も見えるとか。ちなみにこの展望台は「鳥海山」を望むための物ではないようです。もちろんここからでも見えますが。

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 散策道に戻って再び歩き始めると、またこんな場所もあります。低木帯の木をよく見ると、どんぐりの実がなっています。この道の周りの気の多くがどんぐりの木で、探さなくとも目に入って来ます。
 こんな不思議な木の実も見つけました。

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08091610 展望台から15分ぐらいは以前低木帯が続きます。もうすでに秋だというのに、いろいろな花が咲いています。特にリンドウは今頃が一番の見頃のようで、あちこちに咲いています。そしてこのリンドウが見え始めた頃から、少しずつ湿原に近づいているようです。
 やがて登山道と駐車場(正確には祓川ヒュッテ)への分岐点にたどり着き、そこから左に折れていくと視界が開け、湿原に出て来ました。

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 湿原と言っても高層湿原なのか(詳細は不明。勉強不足ですいません。)そんなに広い訳ではありませんが、この湿原があるため、この辺りには大きな樹もなく、何の障害物もなく鳥海山を眺める事ができます。
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08091613 咲き誇るリンドウを眺めながら、湿原の中を通る木道を歩いて、祓川ヒュッテにたどり着くと、ここが終点。ここまでのんびり写真を撮りながら歩いて約1時間。大人の足で普通に歩けばもっと早いでしょう。あちこちに下界では見られないようなお花も咲いていて、子どもを連れた散策にはちょうどいいかもしれません。

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 眼下にはもうすぐ稲刈りが始まりそうな、黄色い田んぼが見えています。最近の季節外れの暑さで、すっかり忘れていましたがすでにもう9月も半ば。温かな中にも冬の気配は確実に、すぐそこまでやって来ているようです。

<アクセス>

 いろいろな道筋はあると思いますが、今回は湯沢市内から西馬音内をとおるコースで行きました。フォレスタ鳥海をひたすら目指し、そこまで1時間弱。そこからさらに15分ほど奥へ走ると竜ヶ原湿原の駐車場につきますが、この15分ほどの道はかなり狭く2台すれ違うのが大変という場所もあり、運転に自信が無く、車も大き過ぎるよ、という方はよくよく考えてから行った方が良いかもしれません。下りのスピードの出し過ぎにも、くれぐれも注意してください。



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