お高い買い物だったけど

いつもの「カレーを作っている図」です。
使うのは市販のカレールーで、違う所は最初にタマネギ一個のみじん切りを十分炒めるところぐらいで、あとは箱にあるレシピ通り。肉を炒めて、野菜を入れて火が通ったら水を入れ・・・
あれっ?水の量少なくないですか?・・・
実を言うとこれ、水を入れる前の段階なのです。
じゃ、野菜の周りでグツグツ煮えている水分は?・・・
この液体は中の具材から出てきた水分なんです。この鍋を使い始めてから、こんなことが起こるんです。
もともとのきっかけはスープ作りの好きな妻が「この鍋が欲しい!」と言い出したこと。しかしネットなどで調べてみても、高嶺の花。有名な製品なので、ネットオークションでもたくさん出ていますが、落札額はどう逆立ちしたって手の届く価格じゃありません。
それでもあきらめきれず「このぐらいなら出せるかな」と言う辺りで一度入札してみました。終了まで三日も残っていたし、こんな価格で落札している例などなかったので、その後はほったらかしにしていました。
すると忘れた頃に通知が手元に届き、みごと落札!っていうか、まさか落札するとは思っていなかったので、慌てて銀行に走ったのを憶えています。
それまで使っていた鍋だと、水分が出る前に焦げ付いてしまいましたが、この鍋ですと、野菜を軽く炒めてからフタをして弱火で待つこと数分間、焦げ付くこともなくこんな風にどこからともなく水分が湧いてきて、その水分で野菜が柔らかく煮えるのです。
まさに「野菜で摂ったダシ汁」です。
所詮は市販のカレールーですから、他人に自慢できるほどの美味いものではありません。しかし「ビフォア/アフター」じゃないけれど、同じルーで同じ作り方のはずなのに、鍋が違うだけでこんなに味が変わると言う事実には、正直、驚かされました。
雪梁舎美術館(新潟市)のアドレスはこちら
http://www.komeri.bit.or.jp/setsuryosha/
雪梁舎フィレンツェ賞展の入選作も公開中
http://homepage.mac.com/sekainokakera/index.html
ウェブ企画展『公募展入選作品展』好評開催中!
http://www.nishiwaki-cs.or.jp/okanoyama-museum/thumbhole/
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コメント
さくらさん、コメントありがとうございます。
ご指摘の通りの鍋です。スープなんか作る時でも、最初の玉葱の千切りなどの炒め煮で出てくる水分だけで出来上がるんじゃないかと思えるくらいです。味も「野菜のエキスが濃厚!」って感じです。
ダッチオーブンは野外用というイメージがあるので、家庭料理でも使えるというのはちょっと驚きです。厚いし重たいので、保温性とか抜群そうですね。でもガステーブルで温めるのって大変じゃないですか?
そうそう、うちの実家には戦後に戦闘機を溶かして作ったと言うジュラルミン製の鍋もありました。使い易かったのか、良く使っていましたが、色気も飾り気もない鍋で、いかにも戦闘機の一部みたいな雰囲気の鍋でした。
投稿: 中野 | 2008年8月18日 (月) 15時05分
これってル・クルーゼの鍋ですよね。やっぱりいいんだあ…。
欲しいなあ。うちにはダッチオーブンありますが、お手入れあるし、足がついてて重いんです。五十肩にひびきます。でも調理は鉄鍋独特のいい感じになります。弘法筆を選ばずと言いますが、道具選びが腕を左右することもあるんですよね〜。
投稿: さくら | 2008年8月18日 (月) 14時12分