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2008年7月11日 (金)

来館者数と入場者数



 今朝のニュースで首都圏で始まった「赤毛のアン展」を特集しているのを見ました。内容についてはここでいちいち触れませんが、そのコメントで引っかかった言葉が

「・・会期中の来場者数は十万人以上を見込んでおり・・」

 やっぱりすごいですね、首都圏は。近所の県立近代美術館の年間来場者数が6万人ぐらいだったことを考えると、たった二ヶ月足らずでその倍近い人数を集めてしまうんですから。
 そもそも人口が少ないんだから、というのも言い訳にしか聞こえないし、美術館の運営についても問題がないとはいえませんが、ここまで差を付けられると、それ以上にここに住んでいる人間としては、ただ、他を非難するだけでは済まない問題のような気がします。

 大型スーパーやパチンコ店の開店日、全国チェーンのお安いお店や美味しいと評判のお店には行列ができるのに、美術館は閑古鳥が鳴いています。

 何故みんなが美術に関心を持たないのか?
 同時にみんなが関心を持ち、全国から見に来てもらえる展覧会・美術館はどんなものなのか?
 そんなことを少し考えてしまう今日この頃です。




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