トムとジェリー今昔物語?

病気とは言え寝てばかりという訳にも行かず、かといって外に行く事も、発疹が痛くて座って遊ぶ事もできない子どものために、先日見ていて楽しそうだった、「トムとジェリー」のビデオとDVDを借りてきて見ました。
子どもの方は楽しそうに見ているのですが、いっしょに眺めていた私の方はなんか違和感を感じます。
「何故だろう?」
理由は簡単でした。・・・「声」が違うんです。
もともと、音楽と効果音以外の音がほとんどなく、台詞がなくても成立するような作りのアニメですが、私が見た当時の番組には、それをわかり易くするために細かいナレーションや日本語の台詞がつけられていたのです。
それを新しくする際、理由は定かではありませんが、当時の音源は愚か台本すら無視され、台詞がないとわからない部分にだけ、やる気のない棒読みみたいな台詞や字幕がつけられているのです。
もちろん必要のないものを無闇につけすぎる事は罪になるかもしれません。しかしこんなやる気のないものをあてがって、本来の作品の完成度をおとしめるくらいなら、例えオリジナルにはない台詞やナレーションであっても、作品のイメージを守りつつ丁寧につけたものの方が、それなりに価値の高いものが生まれるような気がします。
http://www.nishiwaki-cs.or.jp/okanoyama-museum/thumbhole/
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