これも「ゆるキャラ」?
うちの近所にはネコが多く、良くあちこちをウロウロしているのを見かけます。近くでネコのために一部を改造(?)している家があったり。
自宅の裏にある車庫をねぐらにしてるのがいて、時々鉢合わせになるとあわてて逃げていきます。どちらかといえば、猫や犬を飼いたいとは思わないタイプの人間なので、住み着かれるのは少々困るんですが。
ということで、今日はネコの出て来る絵本を紹介!
11ぴきのねこ
馬場のぼる 文・絵/こぐま社 刊
初版が出たのが1967年で、人気があったのかその後シリーズで6、7冊程度出版されています。「とらねこたいしょうと10ぴきののらねこと」が巻き起こす事件の物語。
シリーズ中の「11ぴきのねことぶた」で、ネコたちがトラックに乗っているの表紙を、図書館で見つけたのが読み始めのきっかけ。最初はやっぱりクルマでした。
このシリーズに共通していることは、教訓めいた話の展開なのに、それがぜんぜん定石通りにならず、必ずと言っていいほど最後に裏切られます。しかしこの意表をついたとも言うべきラストのおかげで、逆に強く印象に残り、どれも忘れられない本になっています。
毎回常識はずれ行動をとってしまうネコたちですが、そのとぼけたキャラのおかげで、そんな事も気にならなくなり、いつの間にか肩の力を抜いて「こんなんもありかも?!」という気持ちで読み終えています。そう考えるとこれこそ「元祖ゆるキャラ」の一つなんじゃないでしょうか?
読んでいると「本当にそれで良いの?」と突っ込みたくなる展開に疑問を抱きつつも、忘れた頃に再び読んでみたくなる、そんな不思議な魅力のある本です。
機会がありましたら、ぜひお子さんと一緒にどうぞ!
私の作品が西脇市サムホール大賞展に入賞しました。
http://www.nishiwaki-cs.or.jp/okanoyama-museum/thumbhole/
雪梁舎フィレンツェ賞展の入選作も公開中
http://homepage.mac.com/sekainokakera/index.html
ウェブ企画展『公募展入選作品展』好評開催中!
| 固定リンク
「絵本」カテゴリの記事
- 新美南吉絵本大賞作品展(2013.07.09)
- 恐竜と探偵?(2013.06.09)
- やっぱり落選でしたか...(2013.02.15)
- きっかけはさまざま。(2012.12.26)
コメント