ぐらぐらくん
今回の地震とは直接関係はないのですが、地震の事で思いついた事を一つ。
「起震車」と言うのを知っていますか?私もこの正式名称は、子どもの借りてきた自動車の図鑑で知ったのですが、いわゆる通称「ぐらぎらくん」などと呼ばれる地震体験車の事です。
私たち家族は昨年まで京都に住んでいたのですが、近所の大きめのお祭りなどのイベントに行くと、よくこの起震車が来ていました。もともと車大好きのうちの子どもなのですが、最初は単純に普段は絶対に乗る事のできない「トラックに乗れる!」と大喜びで乗りました。少しずつ震度を上げていく起震車に最初こそビビっていましたが、二度、三度と体験するうちに(普通は一度乗ったら、飽きて乗りたがらないのに)すっかりなれてしまい、関西ではお約束の「阪神淡路大震災」クラスの揺れにも平気な顔をしていました。
そのせいか今回の地震の直後も、何食わない顔で言い放った言葉が
「起震車の方が、凄かったね!」
「何を今更!」という気持ちで結局一度も起震車に乗らなかった私より、子どもの方が落ち着いているように見えたのはそのせいでしょうか?それとも単純に恐怖で固まっていただけなのでしょうか?もう少し落ちついたら聞いてみようと思います。
まあ、これも棚が倒れたり、食器棚がひっくり返ったり、家が崩れたりなどというのを、実際に目の当たりにしてしまっていたらまた状況も変わっていたのかもしれませんが。少なくとも今回に関して言えば、実際の大地震よりも先に起震車を体験しておいて良かったんだと思います。そして今にして思えば、あんなに至る所に起震車が出ていたのは阪神淡路大震災で痛ましい経験をした関西だったからなのではないか、と考えさせられる今日この頃でした。
http://www.nishiwaki-cs.or.jp/okanoyama-museum/thumbhole/
http://homepage.mac.com/sekainokakera/index.html
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