2009年12月28日 (月)

小さな美術館がやって来る!/余談

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今日は「小さな美術館」に関する、ちょっとした余談。

今月上旬、毎年お世話になっている秋田市内のギャラリーココラボラトリーの方から、「担当しているコラムに、このこと(=小さな美術館)を取り上げても良いですか?」という話がありました。
何とかこの活動を広げて行きたいと思っていた私は、これも一つの機会になればと思い、この申し入れを快諾。

で、その記事が今月25日からネット上で配信されたようです。
(詳細はメルマガあ!きた。の中のコラム「秋田遊覧」の方を見てみてください。)

そこに眼を通してみると、案外、作家と同様、画廊さんも似た様な悩みを抱えているのかなと思ったりもします。

私も秋田市内で行われる個展のDMを、地元の湯沢市内で配っていると

「湯沢じゃないのか...」

という事をよく言われますし、逆に自分でも「遠い所だから、無理しなくても良いよ」と言ってしまったり。
実際、湯沢からわざわざお越しになる方は来場者数の10%程度。

「お前の作品に魅力がないんだ!」
「知名度がないんだから当たり前だ!」

と言われてしまえば、確かにその通りなのかもしれませんが、そもそも、多くの人にまずは見てもらわなければ、知名度だって上がる訳ありません。

そんな訳で始めたのが8月の湯沢市内での個展でしたが、こちらも大盛況だったとは言え、集まるのは、どちらかと言うと年齢層の高めの方が多く、若い人や子育て世代はやっぱり少ない。
で、そこからもう一歩踏み込んだのが、今回の「小さな美術館」計画なのです。

「公立の場所に、個人の営利活動の様な物を持ち込むのは如何なものか?」

という批判もあるのかもしれませんが、今の段階でそんな事を気にして何もしないと、若い世代の画廊離れ、美術館離れがこれ以上進んでしまえば、作家がものを作って生きていく事自体できなくなる様な自体になってしまうのは明々白々。

昨今はフリマみたいな所で、作品を発表している方もいられるようですが、そんな形態にも自ずと限界があり、私の様に単純に「キャンバスに油彩画」みたいな作品を作り続けている人間には、そんな所に入り込む余地さえありません。

「それとは意識せずに、芸術作品に囲まれている中で、食事をしたり、
  ゴロゴロしたり。そんな事ができる環境があれば良いんですけどね。」


湯沢小学校での展覧会のとき、ある先生がこんなことをおっしゃっていました。

それとはちょっと違うのかもしれませんが「ちょっとカラオケに」「映画でも見ようか」などの普通の感覚で美術館や画廊に出かけられる人たちが育っていけば、我々作家にももう少し明るい未来が開けるんじゃないでしょうか?



中野修一公式ウェブサイト/この世界のカケラを眺めながら
http://homepage.mac.com/sekainokakera/index.html

「小さな美術館がやって来る!」計画についてはこちら
http://sekainokakera.cocolog-nifty.com/blog/2009/12/post-26bd.html




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2009年12月27日 (日)

小さな美術館がやって来る!/第2弾

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小さな美術館がやってくる!

= 太平小学校 編 =

いよいよ第2弾の告知です。
本当の所はこの前に「番外編」もあるんですが、こちらの方はもう少し後でお話しします。

次回は年が明けた1月19日(火)、場所は秋田市の郊外にある太平小学校という所。

私自身行った事はありませんが、何でも今回は全校生徒60人前後の小規模校。

だからって訳じゃないんですが、今度はワークショップまで引き受けてしまいました。

大丈夫かな?



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2009年12月26日 (土)

被写界深度と空気遠近法、そして...

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「被写界深度」も「空気遠近法」も絵や写真に奥行きを表現するための大事な技術(または表現方法)。

上の写真は、いわゆる「被写界深度の浅い」写真。

カメラのレンズについている「絞り」というのを開けて行く(数字を小さくして行く)と、ピントを合わせた所以外の前後にある空間がどんどんボケて行きます。
ひどい時にはポスターのたわみ程度で、ピントの合い方に差が出るほど、「浅く」なることも。

で、実を言うとこの現象、カメラなどのレンズを通した時でないと、なかなか認識できません。

例えば上の写真のようにモチーフを並べて絵を描くとします。
最初、こちらに割れ目を開いているザクロに自分の眼の焦点を当て見ています。
この時、その右隣のザクロや後ろのビンは意識の外(つまりアウト・オブ眼中)なので、それがどんな風に見えているか、ピントがボケているか、等という事は把握できません

で、今度は後ろの「青いビン」を描こうと思って、そちらを見てしまうと、もうその時にはそちらにピントがあっています。
ほとんどの絵描きがそうだと思うのですが手前のザクロに意識を集中したままの状態で、その奥の青いビンを見て描く事は極めて困難な作業なんです。
(実際にやってみるとわかります。)
逆に言ってしまえば、写真の様な被写界深度の浅い絵があったとしたら、その多くは「写真を参考にして描いている」んだと思います。

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そして「空気遠近法」

これは空気の中の埃や水分によって、光が屈折し、遠くの物の明度や彩度が落ちて見える現象の事。
これは空気の層が厚くなればなるほど顕著になる現象で、その効果によって上の写真のように奥行きが表現できます。
そしてこちらは「被写界深度」と違い、肉眼でも把握できますし、絵の世界でも昔から利用されてきました。

ただ、この現象に「空気の層」が関わっているとするならば、遠距離だろうと至近距離だろうと、その距離に比例して起こる現象のはずなんですが、静物画や人物画ではほとんど使いませんし、部屋の中などの狭い空間にいるときは、そんな現象は全く意識されません。
(実を言うとそれらしい表現をしている人物画もあるにはあるのですが、その話はまた後日。)
実際、我が家の食卓に並べられた一番遠くの皿が霞んで「何が盛られているかわからない」なんて事は今まで経験した事ありません。

で、もう一つ。

以前「心的被写界深度」という話をしましたが、これをもう少し詳しく言うとこんな風になります。

目の前の美しい女性を描こうと絵を描きます。
その美しさを表現したいと思うあまりに、一生懸命、見て描きます。ピントのぴったり合った様な精度の人物が描かれて行きます。
ふと、その時、その後ろにべつの人物がいる事に気が付きます。

「まあ、この人はどうでもいいや...」

と思い「全く描かない」という選択肢もあった訳ですが、描かないと、逆に「この場の雰囲気が表現できない!」という事に気が付き、結局は描く事にします。しかしあまりはっきり描いてしまうと、手前の美人の印象が弱くなってしまいそうなので、何となくはっきりと描かない事にします。

これが一つの心的被写界深度。
本当ははっきり見えているのに、あえてはっきり描かない事で、画面に奥行きも出るし、表現の意図も明確になります。

さらに描き進めていると、その奥にきれいな桜の樹がある事に気が付きます。

で、画家は文字通りこの作品に、そして美人に「花を添えよう」とその桜の樹もしっかり、くっきり、はっきりと描きます。

こうなってしまうと、もう物理現象であるところの「被写界深度」と呼べる物ではありません。
でも、あえて表現したい物にピントを合わせ、そうじゃない物はボケさせるという「被写界深度」とよく似た表現法だと思ったので、あえて「心的被写界深度」なんて言い方をしてみました。

     ×        ×        ×     

以上、すっかり話が長くなってしまいましたが、時々、こんなことを考えながら作業をしています。
根負けせずにここまで読んで頂いた方、本当にありがとうございました。



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2009年12月25日 (金)

信じる者に、サンタは必ず訪れる。

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毎年、うちではこの時期、クッキー(またはサブレー)を作ります。
サンタさん宛ての手紙とともに、プレゼントを届けてくれるサンタさんに感謝と労をねぎらう気持ちを込めて、ツリーの下に置いておくんです。

子どもはワクワクしながら、布団に入りました。

今年もサンタは来たんでしょうか?

クッキーと手紙は無くなっているのかな?

プレゼントは届いているのかな?

んっ!?

だからホントにいるんだってば!



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2009年12月24日 (木)

信ずる者の所にだけ、サンタは訪れる?

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表題とはあまり似つかわしくない写真にて失礼。

「今日は年賀状ネタで...」と思いつつ、写真の日付を見て本日がイブなのに気付いた始末。

思い返せば、カトリック系幼稚園にて、サンタ・ニコライの存在を擦り込まれて以来、40年近い月日をやり過ごしてしまった今日この頃。この表題通りなら、こんなくたびれたオッさんになったとしても、その存在を強く信じてしまいたくなる昨今の不景気感。
(もっとも個人的不景気は、ずっと前から始まっていたけど。)

近所のタバコ屋を前にして、年末ジャンボを買おうかどうか、迷ってしまいます。

     ×        ×        ×     

それにも増して、この時期迷うのが、年賀状のデザイン。

「絵が上手だから、楽しいでしょ!」

何て言われる事がありますが、実を言うと大の苦手。そのせいでいつもギリギリまで手をつけず、慌ててやるので、「苦手」の上にさらに「焦り」が加わり、結果は惨憺たるモノ。
だいたい干支は動物ばかりだし、動物の絵ばかり描いている私が言うのもなんですが、本来、人間も含めて「動物」を描くのが苦手なんですよ。

本当は...

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2009年12月23日 (水)

微妙な空模様

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一週間ぶりぐらいに雪が止んだと思ったら、今度は雨。

でもどうしてこんなに雪が積もったすぐ後に雨なんか降るんでしょうか?
雨が降ったからと言って、この気温じゃすでに積もった雪が融ける訳でもなく、かえって重みを増し、家は歪むは、除雪ダンプは重くなるは...。

せっかくこんな風にきれいに積もった雪も、何となく濁った様な色に変わります。

もう冬至も過ぎるというのに、なかなか冬になりきる事ができない感じです。



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2009年12月22日 (火)

ちょっと特殊な車両...

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別に「地域限定」という訳ではないのですが、この時期になると出てくる特殊車両たち。
簡単に「除雪車」といってもロータリー式もあればラッセル型やその他諸々。おまけにそれぞれに大中小が揃えば、それこそ見分けがつかないくらいたくさんの種類になるんでしょう。

上の写真の車は先日、高速道路で見かけたもの。「散布中」とは水じゃなくて、たぶん融雪剤の事でしょう。

このおかげで冬でも町中などは昔に比べるとずいぶん快適に走行できるようになりましたが、ただ一つ難点は、車が錆びやすくなっちゃう事。何でも塩分が含まれていて、これが下回りに付着し錆を誘発するとか。
ただ、この辺りの技術は日進月歩なんで、最近は改善されているのかもしれませんが。

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一方、こちらの写真の黄色っぽいトラックは「特殊車両」なんて大げさなものではありませんが、これも雪国ならではの光景。
荷台に載っている人が長い棒をもって、街路樹の雪を落とし、枝折れ防止のために行なっています。
「何でわざわざそんな事を..」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、一度融けて固まった氷の様な雪が落ちてくるだけでも、かなり危険な上、それこそ太い枝ごと一緒に落ちて来たりすれば、それこそ大事故にもつながりかねません。
落葉樹ならここまでしなくても良いのかもしれませんが、そうなるとまた秋の道路清掃が大変だし...

そんなこんなの特殊車両たち。
また見つけたら紹介します。



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2009年12月21日 (月)

とある日の突撃取材?!

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いつも通うカフェに出かけると、そこにテレビでよく見かけるアナウンサーの方が来店しております。

「今日は取材です。」

という横で、図々しくも耳をダンボにしていると、お店やマスターのじゃなくて、飼い猫の方の取材という事。
この大雪の中、秋田から車で来るだけでも大変だろうに、おまけにたった一人での取材ということで、こんな風に撮影も自分でやってます。

...と感心していたら、

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こんな所に潜り込んでの 撮影!! と思ったら、

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今度はモサモサと雪が降る中に飛び出して撮影してました。

テレビで拝見するのとは、また違った一面に驚くとともに、そのバイタリティーというか行動力というのか、すっかり感心してしまいました。

おまけに、ここに居合わせた3人に思わぬ共通点も合ったりして、そんな話でも少し盛り上がったり。

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しかし主役でもあるネコの方は、いつもとは違う状況に、何を思っているのかはわかりませんが、やっぱりマイペースでした。

この時の様子は、来週26日(土)のサタナビで放映されるそうです。

あっ、一緒に記念写真とってもらうの、忘れてた!!



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2009年12月20日 (日)

ネコみたいだったり、犬みたいだったり

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「ネコはコタツで...」

突然、こんなに気温が下がったりすれば、さすがに子どもも家の中で縮こまってしまいます。

朝の着替えの時から、室内で遊んでいる時でも、気が付けばストーブの前に佇んでいる我が子。
ストーブの前やホットカーペットの上でゴロゴロしている姿はまさに、ネコのよう...

「犬はよろこび 庭 かけ回り...」

でもやっぱり、しんしんと降り積もる雪が気になるようで、外に出たくてウズウズしています。

で、リリース(?)されるとこんな感じ。
もちろん一人で遊んだってつまらないし、だからと言って怪しいインフルエンザが流行っている様な状況では、簡単に友だちを呼んで..ともいかない訳で、そうなると必然的に親同伴。こっちはいい加減、朝晩の雪かきで疲労気味&腰痛気味なんですが、そんな事はおかまい無し。

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で、半ばやけくそで、軽く握った雪玉を投げてやります。
すると負けじとそれをプラスチックのスコップで打ちます。

当然、打ち損じたのが直撃したり、頭の上でくだけた雪塊が、粉々になって降り掛かったりして、見ているこちらまで冷たくなってきます。
30分も遊んでいれば、手も冷たくなるし、長靴には雪が入ってくるし。

それでもなかなか家に入りたがらない我が子。
気が付けば辺りはすっかり暗くなり、そろそろあちこちの家から夕餉の支度の薫りが漂ってきそうな時間になっていました。



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2009年12月19日 (土)

ちょっとお休みして

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まさに「粉砂糖をまぶす」みたいな状況。(ワンクリックで拡大するよ!)

今日は久々に「小さな美術館」ネタはお休み。
といっても、全然関係ない訳じゃありませんが。

その企画の時にお借りしたイーゼルを返しに車で秋田市内へ。
三日ぐらい前の予報からすでに、雪が降り続く事は判っていましたので、早めに返しに行こうという事ででかけます。タダでさえ土日の秋田市内の道路は渋滞気味だというのに、それに加えて、師走&大雪ではどうなる事やらさっぱり予想もつきませんので...

「行きはよいよい、帰りはこわい...」

なんて歌がありますが、まさにその通り。
無事、返却を済まし(ギャラリーCさん、ありがとう)、さらに一つ、市内で別の用事を済まし、車に戻ってみると...

「大雪!!!!」

たった10分程度の停車で車はすでに真っ白で、雪を落として走り出してみると、白いカーテンで覆われた中を走っている見たな感じで、前の車と50メートルも離れてしまえば、テールランプもほとんど見えない有様。市内であるにも関わらず、道路の両脇の建物さえ判別がつかないほどの降雪で、対向車の車列がなければ、自分が道路のどの辺りを走っているのか判らなくなる始末。
しかし、そんな対向車線の渋滞をよそに、こちらのレーンはこの状況下で、時速50キロ近くで巡行しているのですから、それはそれで恐ろしい状態です。

と思っていたのも束の間、市街地を出た辺り、道路が狭くなった頃から、今度はこちらが渋滞気味。前の方で事故でもあったのかと思いましたが、そうではないらしく、たぶんノロノロ運転の車がいただけなんでしょう。

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そんな大雪も横手を過ぎた辺りですっかり小降りとなり、街路に積もる雪を見た感じでは、この辺りはそれほどでもなかった感じ。

その代わりと言っては何ですが、ご覧のように道路はテカテカのアイスバーン

正直、車の挙動に関しては、圧雪よりもこちらの方がはるかに手強いと思うのは私だけでしょうか?



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2009年12月18日 (金)

こんな仕掛けも/小さな美術館

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今回の実験的取り組みの一つ。

それがこの 「油彩画にさわってみよう!」

普段、子どもたちは美術館やギャラリーに出かけると、かならず

「作品にさわっちゃダメよ!!」

もちろん、うちでも子どもにはそう言いますし、実際、会場内でもそのことが気になって、親の方が落ち着いて作品を鑑賞できなかったり。
でも、そんな風に言われると逆にさわってみたくなるのが子どもの、いや、人間の心理というもの。

ということで、今回はそこを逆手に取って、「ここではさわっても良いよ!」ということで、こんなコーナーを開設してみると...

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こんな感じでした。

失敗したのはPOP内の表現で、「普段はさわってはいけない」という事を強調し過ぎたあまり、最初は手を出せない子が多数いましたが、一言、
「さわっても良いよ」
と声をかけると、最初は恐る恐るでしたが、そのうちなぜたり擦ったり、持ち上げて裏返したり...

「これって何の布なの?」
「ザラザラしていて壁(のクロス)みたい!」
「こっちはツルツルしているね。」
「どうしてザラザラしてるの?」

まあ、こんなコーナーも体験した後に、実際に美術館にでかけて行って、またそこで本物の油彩画を鑑賞...なんて流れが作れたら最高なんですけどね。

     ×        ×        ×     

昨日の「秋田魁新報」にもこの小さな美術館の様子を掲載して頂きました。
お忙しい中、わざわざ取材に来て頂いた記者の方、本当にありがとうございます。

また南教育事務所の方のご協力で、雄勝地区の小中学校にも、この企画について告知して頂きました。 (ありがとうございます。)

これから先、年末、年度末と何かと忙しい時期なので、飛びついてくる学校があるかどうかは微妙なところですが、何しろ始めたばかりの企画ですから、気長に待ちましょう。



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2009年12月17日 (木)

こんな光景/小さな美術館

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あっという間に二日間の日程が終了しました。

この会期中にオープンしていた時間は合計わずか70分程度。
一方、入場者数は延べ600人以上とまさに記録的な数となりました。

今後、私が「雪舟」や「フェルメール」級の作家にでもならない限り、二度と塗り替えられない記録ではないでしょうか?

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総括は追々して行きますが、今日は展覧会中に見かけた興味深い光景についてだけ書きます。

昼休みも終わり近く、混雑していた会場も少しずつ落ち着きを取り戻してきた頃合いでした。
数名の男子生徒(5年生)が、絵の前に座ったり、寝転んでみたり。

「なんか、違って見えるぞ!!」

そんなこと言い合いながら眺めている姿を見て、他の女子数名やその場に居た先生も、同じように低い位置から見上げるように鑑賞しています。

「立体的に見えるぞ!」
「奥行きが出てきたぞ!」

こんな光景は美術館やギャラリーでは絶対に見られませんし、当の作家本人さえ、こんな風に見たことはありませんでした。

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そんな中に紛れて、キチンと正座して鑑賞してくれている1名を発見。
彼がどのような想いで、こうしているのかは定かではありませんが、こんな風にあらたまって見てもらうと、照れ臭いとか恥ずかしいとかいうレベルを越えて、なんか恐縮してしまいます。

何はともあれ嬉しい一コマでありました。

そんな一コマ一コマがたくさんつながってできた短編映画の様な二日間。
準備などでヘトヘトになり、年齢的にもすでに徹夜ができない体になっていることをもしみじみと感じた今日この頃。

この活動が今後どんな風に展開していくのか、自分にも想像がつかないだけに楽しみです。

ただ、このまましぼまなきゃ良いけどね...。



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